お金の使い方と自己投資|無形資産に変換し、価値のあることにお金を使う

2026.03.21
見えない資産を育てるイメージ
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ネットビジネスの世界に飛び込んだ当時の私は、パソコンの知識がネットサーフィンとメール程度で、タッチタイピングすらできませんでした。

派遣やアルバイトを掛け持ちするトリプルワークの日々。それでも「これで大きく稼げる」という直感だけはあって、「自己投資だ!」と、様々な教材を買い漁ったのを覚えています。

貯金は増えるどころか、減る一方でした。周りから見れば、危なっかしい金の使い方だったと思います。けれど、あのとき手元のお金を「学び」に変換し続けたことが、結果として私の人生を構造ごと変えました。

お金の使い方は、稼ぐ力そのものを育みます。貯金より投資、自分への自己投資。銀行に置いてあるお金は価値にならない。知識・経験・情報という無形資産に変換し、価値のあることにお金を使う──その考え方について、私の経験を交えてお伝えします。

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お金を増やす最短の方法は「見えない資産」への投資である──私の結論

先に、私の結論を書いておきます。

お金を増やす最短最速の方法は、目先の利益を追わず、「知識・経験・思考」という見えない資産に投資し続けることです。

これは、うまくいったから後づけで言っているのではありません。何年も前から、私が繰り返し発信し続けてきた信念です。

そしてこの5年間も、私は教材と旅と人との出会い、この3つに優先的にお金を注いできました。口座の残高を眺める時間より、残高を生み出す側の自分を育てる時間のほうが、はるかにリターンが大きい。それを身をもって知っているからです。

もちろん、買っただけで終わった教材もあります。回収まで何年もかかった学びもあります。それでも総合収支で見れば、自己投資ほど利回りの高い使い道を、私は他に知りません。

ではなぜ、貯金ではなく自己投資なのか。順を追って説明します。

貯金より投資、自分に注ぐということ

私と同じ結論に至っている人は、少なくありません。たとえば、社会派ブロガーのちきりんさんは、こう言っています。

あたしは30歳の段階で貯金ゼロだった。その後は貯金しようとか考えなくてもどんどん貯金は増えていった。20代の時に貯金なんかせず、すべてを自己投資に注ぎ込んだおかげ。

ちきりん(@InsideCHIKIRIN)2019年1月21日

この言葉は、お金の使い方の本質を突いています。

貯金より投資──ここで言う「投資」は、株やFXのことではありません。自分への投資です。知識、経験、情報、人脈。価値あることにお金を使い続けた人は、数年もすれば、貯金を意識しなくても自然とお金が増えていく構造を手に入れます。

逆に、貯めてばかりで価値あることにお金を使ってこなかった人は、「稼ぐ力」が育ちません。給料を増やすこと、節約することばかりに目が向き、肝心の「お金を生み出す力」を磨く機会を逃してしまう。だから、貯金をいくら積み上げても、将来の不安は消えないのです。

銀行に置いてあるお金は、価値にならない

10万円を銀行に預けているばかりでは、なんの価値にもなりません。

7年後まで貯め込んでいても、10万円は10万円のまま。むしろ、物価が上がれば資産は目減りしている状態です。いまの100万と5年後の100万は、同じ価値ではない。雪見だいふくひとつとっても、昔は110円で買えたものがいまは180円(2026年3月時点)。あらゆるモノが値上がりしているのです。

だから、お金は別の「資産」に変換しておく必要があります。目の前の100万を貯めることより、将来100万を稼げる知恵を手に入れるほうが大事。お金を稼ぐことができる人は、価値の高いことにお金を使い続け、結果として資産をコツコツと貯めているのです。

私が著書のなかで「時間の損失」という概念に触れたのは、この実感からでした。仮に月100万円を稼げる実力を持つ人がいるとして、正しい戦略を知らないためにその実現が1年遅れたなら、それは1,200万円の損失と同義です。

当時の私は派遣社員として働きながら、睡眠時間を削ってネットビジネスに取り組んでいた頃で、月100万円の実力などどこにもなかった。しかし、節約して10万円を貯める能力よりも、自分の力で10万円を生み出す能力のほうが、未来に対してはるかに大きな価値を持つ──その確信だけはありました。だから、限られた手元のお金を「学び」に回すことに迷いはなかったのです。

ただし、自己投資は「高ければ良い」というものではありません。私はビジネスで100万円を失った経験もあります。損失を「授業料だった」で終わらせず、許容できる損失の範囲と撤退基準を先に決めておく──その視点は、失敗から学びました。

無形資産──お金を知識・経験・情報に変換する

お金は、できるだけ早いうちから「無形資産」に変換しておく必要があると、私は考えています。

無形資産の最たる例が、知識情報です。

書店には落ちていない。でも、なんとか方法を知っている人に辿り着き、お金を払って学び、自分に落とし込む。私は今でも、自分で分からないことは、金を払ってでも学ぶと決めています。書籍、セミナー、教材、コンサルティング。独学で3年かかる遠回りを、対価を払って3ヶ月に短縮できるなら、それは出費ではなく時間の購入です。

無形資産の特徴は、時間という資源をかけると、すぐに価値に変換できること。しかも、その時代の価値に一気に変換できるのです。

仮に20年後に物価が大きく変わっていたとしても、本質的な「人を動かすスキル」や「価値を届ける方法」を学んでいれば、その時代の通貨の価値で生計を立てられます。媒体がブログから別のプラットフォームに移ろうと、本質は変わりません。

【無形資産の例】

  • 知識──学んだことは、誰にも奪われない。
  • 経験──旅、挑戦、失敗から得た知見は、判断力になる。
  • 情報──正しい情報にアクセスする力は、機会を掴む。
  • 人脈──信頼関係は、紹介や協力という形でリターンする。

無形資産は、銀行口座の数字とは違って、減るどころか増えていきます。使えば使うほど磨かれる。私が教材・旅・出会いの3つにお金を注ぎ続けているのも、この4つの無形資産に、そのまま対応しているからです。

価値のあることにお金を使う、とは

お金持ちは若いうちに世界を旅したり、本にお金をかけて教養を身につけたり、いろんなサービスにお金を使ってコツコツと経験を積み重ねています。そして、その経験をベースにお金を稼いでいる。

価値のあることにお金を使う。それは、「将来、お金を生み出す力」を育てるものに投資するということです。

【価値のあることにお金を使う例】

  • 学び──書籍、講座、セミナー、コンサルティング
  • 体験──旅、挑戦、人との出会いの場
  • 時間を買う──家事代行、ツール、効率化への投資
  • 健康──予防医療、運動環境、心身のコンディション

身近な例なら、読書はもっとも安価な自己投資です。実際、読書量と年収の相関は複数の調査で確認されています。ただし重要なのは冊数ではなく、読んだことを行動に変換しているかどうか。ここを外すと、読書も「勉強した気分」という消費で終わります。

もちろん、浪費と投資の線引きは人それぞれです。ただ、「これは自分の稼ぐ力を育てるか?」と問いかける習慣を持てば、お金の使い方は自ずと変わっていきます。安く済ませたつもりの出費が実は浪費で、一見ぜいたくな出費が長期的には投資だった──そんな逆転は、日常の至るところにあります。

知識・経験・情報は、お金に変換できる

いまの時代は、知識、経験、情報をお金に換えることができます。

いわゆるコンテンツビジネスという領域です。ブログやSNSで発信し、そのなかで商品を売る。自分の経験したこと、学んだことをコンテンツに落とし込んで発信していく。すると人が集まってきて、ファンが増えて、商品が売れて、資産となって積もり積もっていく。

経験を本にして売る。動画で発信して広告収入を得る。メルマガで関係を築き、サービスを提供する。いずれも、無形資産をお金に変換する方法です。

私自身、教材を買い漁っていた側の人間が、いまは自分の経験をコンテンツにして届ける側にいます。あのとき注ぎ込んだお金は、知識になり、経験になり、こうして記事や書籍という形で戻り続けています。

コンテンツビジネスをやっている人ほど、価値のある商品やサービスや体験に、ガンガンお金を注ぎ込んでいます。すると、何を書いても面白くなる。話を聞きたいがために、人が集まってくる。使うことと稼ぐことが、循環し始めるのです。

雇われることの限界を感じているなら、この「自分で稼ぐ仕組みを作る」という発想が、選択肢を大きく広げてくれます。

株やFXより、自分への投資を──900万円を溶かして学んだこと

「お金を増やそう」と思うと、株やFXに手を出したくなる人もいるはずです。

これについては、隠さず書きます。私は2020年に、投資で900万円を溶かしました。

お金をお金で増やす世界は、連戦連勝していた人が一撃で吹き飛ぶ危険をはらんでいます。金融の世界は、体重差も経験差も関係なく殴り合う、無差別級の戦いです。ボクシングなら階級もラウンドもルールで守られていますが、相場にそれはありません。900万円と引き換えに相場の怖さは骨身に沁みました。

ただ正直に言えば、同じ900万円をマーケティングや文章の学びに注いでいたら、リターンは桁違いだったと思います。

資金と経験が十分でない段階なら、なおさらです。その資金を、マーケティングや文章、コンテンツ制作のスキルに費やしたほうが、お金を稼ぐことに直結する──高い授業料を払った私の、偽らざる実感です。

ゼロからイチを生み出す力。それは、自分への投資で育ちます。貯金より投資、自分に。価値のあることにお金を使う。その繰り返しが、稼ぐ力を作っていくのです。

お金の使い方──今日からできる一歩

お金の使い方を見直すとき、次の問いを自分に投げかけてみてください。

「これは、自分の稼ぐ力を育てるか?」

給料を増やすこと、お金を貯めること、節約すること──それらも大切です。けれど、それよりも「いかに価値の高いことにお金を使えるか?」を考えることが、今後の人生を豊かにする秘訣です。

貯金がゼロだったとしても、価値あることにお金を使ってきた人には、知識、経験、情報が残っています。あとは、その無形資産を使ってお金を稼ぐチャンスを掴めばいい。タッチタイピングもできなかった私が通ってきた道なので、これは断言できます。

お金の使い方。それは、自分という資産への投資なのです。

「まず貯める」が正解だと信じていた頃から、お金を知識や経験に変換し直し、時間の主導権を取り戻していくまでの顛末は、著書(Amazon kindle ランキング 5冠を達成した電子書籍)『あ、常識とかいいんで、とりあえず自由ください。』に、できるだけ赤裸々に書き残しました。下記より無料でお読みいただけます。

また、自己投資と生活費のバランスをどう取るか、収入の柱をどう組み立てるかは、暮らし方によって最適解が変わります。給与一本ではない働き方を実際に組み立ててきた方々の声を、インタビューにまとめていますので、「お金をどこに流すか」の実例を見たいときに、併せてご覧ください。

リライフ特集

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Studio Rough Style(SRS)代表。 当サイト管理人&編集長。 1976年生まれ、熊本県出身、東京都在住。 元プロボクサーで、選手引退後に、派遣・アルバイトなど30社以上の現場を渡り歩くフリーター生活を経験後、セカンドキャリとしてネット起業の世界へ。 詳細は下記にて。 [clink url="https://studio-rough-style.net/self-introduction/"]

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