お金の使い方と自己投資|無形資産に変換し、価値のあることにお金を使う

2026.03.21
自己投資で資産を増やす
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「稼ぐ力」のない人って、貯めてばかりいて、価値あることにお金を使ってきていないのでは?──ある論客の言葉です。

お金の使い方は、稼ぐ力そのものを育みます。

貯金より投資、自分への自己投資。銀行に置いてあるお金は価値にならない。知識・経験・情報という無形資産に変換し、価値のあることにお金を使う──その考え方について、私の経験を交えてお伝えします。

貯金より投資、自分に注ぐということ

あたしは30歳の段階で貯金ゼロだった。その後は貯金しようとか考えなくてもどんどん貯金は増えていった。20代の時に貯金なんかせず、すべてを自己投資に注ぎ込んだおかげ。

ちきりん(@InsideCHIKIRIN)2019年1月21日

この言葉は、お金の使い方の本質を突いています。

貯金より投資──ここで言う「投資」は、株やFXのことではありません。自分への投資。知識、経験、情報、人脈。これらに価値あることにお金を使い続けた人は、数年もすれば、貯金を意識しなくても自然とお金が増えていく構造を手に入れます。

逆に、貯めてばかりで価値あることにお金を使ってこなかった人は、「稼ぐ力」が育たない。給料を増やすこと、節約することばかりに目が向き、肝心の「お金を生み出す力」を磨く機会を逃してしまうのです。なぜ貯金をいくら増やしても将来の不安は消えないのか──その構造的な理由については、別の記事で掘り下げています。

銀行に置いてあるお金は、価値にならない

10万円を銀行に預けているばかりでは、なんの価値にもなりません。

7年後まで貯め込んでいても、10万円は10万円のまま。むしろ、物価が上がれば資産は目減りしている状態です。いまの100万と5年後の100万は、同じ価値ではない。雪見だいふくひとつとっても、昔は110円で買えたものがいまは180円(2026年3月時点)。あらゆるモノが値上がりしているのです。

だから、お金は別の「資産」に変換しておく必要があります。

目の前の100万を貯めることより、将来100万を稼げる知恵を手に入れるほうが大事。お金を稼ぐことができる人は、価値の高いことにお金を使い続け、資産をコツコツと貯めているのです。

逆に、自分の手で稼いだのではない「降ってきたお金」は、驚くほど簡単に消えていきます。宝くじの高額当選者の多くが破産に至るのは、プロセスのないお金には心理的な重みが伴わないからです。

時間とお金のどちらを優先するか。その判断基準も、お金の使い方に大きく影響します。

無形資産──お金を知識・経験・情報に変換する

お金は、できるだけ早いうちから「無形資産」に変換しておく必要があると、私は考えています。

無形資産の最たる例が、知識情報です。

書店には落ちていない。でも、なんとか方法を知っている人に辿り着き、お金を払って学び、自分に落とし込む。無形資産の特徴は、時間という資源をかけると、すぐに価値に変換できること。しかも、その時代の価値に一気に変換できるのです。

仮に20年後に物価が大きく変わっていたとしても、本質的な「人を動かすスキル」や「価値を届ける方法」を学んでいれば、その時代の通貨の価値で生計を立てることができます。媒体がブログから別のプラットフォームに移ろうと、本質は変わりません。

【無形資産の例】

  • 知識──学んだことは、誰にも奪われない。
  • 経験──旅、挑戦、失敗から得た知見は、判断力になる。
  • 情報──正しい情報にアクセスする力は、機会を掴む。
  • 人脈──信頼関係は、紹介や協力という形でリターンする。

無形資産は、銀行口座の数字とは違って、減るどころか増えていく。使えば使うほど磨かれる。だからこそ、貯金より投資──自分への投資が、長期的な豊かさにつながるのです。

自己投資のために「借りる」という選択肢も、場合によっては合理的です。すべての借金が悪いわけではなく、未来の自分を成長させる借金には正当な価値があります。

価値のあることにお金を使う、とは

お金持ちは若いうちに世界を旅したり、本にお金をかけて教養を身につけたり、いろんなサービスにお金を使ってコツコツと経験を積み重ねています。そして、その経験をベースにお金を稼いでいる。

価値のあることにお金を使う。それは、「将来、お金を生み出す力」を育てるものに投資するということです。

【価値のあることにお金を使う例】

  • 学び──書籍、講座、セミナー、コンサルティング
  • 体験──旅、挑戦、人との出会いの場
  • 時間を買う──家事代行、ツール、効率化への投資
  • 健康──予防医療、運動環境、心身のコンディション

もちろん、浪費と投資の線引きは人それぞれです。ただ、「これは自分の稼ぐ力を育てるか?」と問いかける習慣を持てば、お金の使い方は自ずと変わっていきます。節約しているつもりが実は浪費になっている構造、目先の安さと長期的な価値の違いについて、別の記事で掘り下げています。

完璧な人生設計を追い求めるより、自分らしい選択を重ねていく。その積み重ねが、無形資産となって残ります。

知識・経験・情報は、お金に変換できる

いまの時代は、知識、経験、情報をお金に換えることができます。

いわゆるコンテンツビジネスという領域です。ブログやSNSで発信し、そのなかで商品を売る。自分の経験したこと、学んだことをコンテンツに落とし込んで発信していく。すると人が集まってきて、ファンが増えて、商品が売れて、資産となって積もり積もっていく。

経験を本にして売る。動画で発信して広告収入を得る。メルマガで関係を築き、サービスを提供する。いずれも、無形資産をお金に変換する方法です。

コンテンツビジネスをやっている人も、価値のある商品やサービスや体験に、ガンガンお金を注ぎ込んでいます。すると、何を書いても面白くなる。話を聞きたいがために、人が集まってくる。コンテンツを世の中に出せば出すほど、その勢いは拡大し続けていく。

雇われることの限界を感じているなら、自分で稼ぐ仕組みを作る発想が有効です。

株やFXより、自分への投資を

「お金を増やそう」と思うと、株やFXに手を出したくなる人もいるかもしれません。

しかし、資金が十分でない段階でのFXは、リスクが高すぎます。お金をお金で増やす世界は、連戦連勝していた人が一撃で吹き飛ぶ危険をはらんでいます。金融の世界は、無差別級の戦い。その努力を、マーケティングや文章、コンテンツ制作に費やしたほうが、お金を稼ぐことに直結する──私はそう考えています。

ゼロからイチを生み出す力。それは、自分への投資で育ちます。貯金より投資、自分に。価値のあることにお金を使う。その繰り返しが、稼ぐ力を作っていくのです。

お金の使い方──今日からできる一歩

お金の使い方を見直すとき、次の問いを自分に投げかけてみてください。

「これは、自分の稼ぐ力を育てるか?」

給料を増やすこと、お金を貯めること、節約すること──それらも大切です。けれど、それよりも「いかに価値の高いことにお金を使えるか?」を考えることが、今後の人生を豊かにする秘訣です。

貯金がゼロだったとしても、価値あることにお金を使ってきた人は、知識、経験、情報が残っている。あとは、その無形資産を使ってお金を稼ぐチャンスを掴めばいい。

お金の使い方。それは、自分という資産への投資なのです。

「まず貯める」が正解だと信じていた頃から、お金を知識や経験に変換し直し、時間の主導権を取り戻していくまでの顛末は、著書(電子書籍)『あ、常識とかいいんで、とりあえず自由ください。』に、できるだけ赤裸々に書き残しました。下記より無料でお読みいただけます。

また、給与一本の設計図のままでは語れない収入の組み立て方や、生活費と自己投資のバランスを現場で調整してきた方々へのインタビューをまとめています。口座の数字だけでは見えてこない「お金をどこに流すか」の判断を、具体の声で補いたいときに、併せてご覧いただければと思います。

リライフ特集

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