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Studio Rough Style 編集部|「完璧であることより、自分らしくあること」をテーマに、日々の暮らしを心地よく整えるための情報をお届けしています。
布団を上げたら、裏側に黒い斑点。マットレスの底に、いつのまにか黒ずみ──。毎日使う寝具のカビは、気づいたときのショックが大きいものです。
しかも寝具は、浴室のように水でじゃぶじゃぶ洗い流せないぶん、対処が難しい。
この記事では、洗えない寝具のカビにできる対策、ダニとの関係、そして再発予防に関して整理します。一日の三分の一を過ごす場所だからこそ、清潔に保ちたいものです。
寝具にカビが生える一番の原因は「直置き」と「寝汗」
人は寝ている間に、コップ1杯以上の汗をかくといわれます。その湿気が寝具にたまり、逃げ場を失うとカビの温床になります。特にリスクが高いのが、布団やマットレスの「直置き」です。
フローリングに布団やマットレスを直に敷くと、寝汗の湿気が床との間にこもり、裏側(床に接する面)に結露のように水分がたまります。これが、裏側からカビが生える最大の原因です。
洗えない寝具のカビにできること
寝具のカビは、素材によって対処が分かれます。
塩素系のカビ取り剤は生地を傷め、肌に触れる寝具には残留も心配なため、安易に使うのは避けたいところです。
- 洗えるカバー・シーツ──取り外して洗濯。落ちない黒カビは生地の劣化のサインのことも。
- 布団・マットレス本体──表面のカビを固く絞った布で拭き、しっかり乾燥。範囲が広い・奥まで進んだものは、クリーニングや買い替えの検討を。
- すのこ・ベッドフレーム──木部のカビは、素材に合わせた落とし方で対処する。
すのこやベッドフレームなど木部のカビの落とし方は、天井・壁紙・木材・外壁を扱った場所別の記事にまとめています。素材ごとの注意点とあわせてご覧ください。
また、「拭いても落ちない」「裏一面に広がっている」場合は、素材の内部まで根が進んでいることが多く、寝具としては替えどきのサインです。落ちないカビの見極めは、こちらの記事も参考になります。
カビとダニは「セット」で考える
寝具で見落とせないのが、カビとダニの関係です。ダニはカビをエサにする種類がいるとされ、湿気の多い寝具は、カビとダニ双方の温床になりやすいのです。
どちらもアレルギーの原因になりうるため、寝具の衛生は健康面でも大切。湿気を断つことは、カビとダニの両方を減らすことにつながります。
カビと健康の関わりは、こちらで整理しています。
毎日の「湿気を逃がす」予防が本命
寝具のカビは、落とすより「生やさない」ほうがずっと楽です。ポイントは、たまった寝汗の湿気を毎日逃がすこと。
- 直置きしない──すのこやベッドを使い、床との間に空気を通す
- 布団は敷きっぱなしにしない──毎日たたむ、または干す
- マットレスは定期的に立てかけて陰干し──裏面を乾かす
- 寝室を換気する──朝、窓を開けて湿気を出す
寝室・居室全体の湿気対策は、押入れ・クローゼットの記事や予防の記事とあわせてどうぞ。
すのこ・フレーム・床の黒カビには、根まで届く一本を
寝具本体はデリケートですが、すのこやベッドフレームの木部、床、壁際など「拭ける・流せる場所」の黒カビには、こすらず放置するだけで根まで届く業務用レベルのカビ取り剤が役立ちます。寝具の周りを清潔に保つことは、寝具そのものの再発防止にもつながります(※肌に直接触れる寝具には使わない。木部・色物は目立たない場所でテスト。換気・手袋を守り、酸性のものと混ぜない)。
カビ取り全体の進め方は完全ガイドに、木部や床にも使える業務用レベルのカビ取りスプレーの詳細は特集記事にまとめています。あわせてご覧ください。
まとめ
- 寝具のカビの主因は寝汗の湿気と「直置き」。裏側からカビる。
- 肌に触れる寝具に塩素系は避ける。洗えるものは洗濯、本体は拭いて乾燥。
- 拭いても落ちない・裏一面は替えどきのサイン。
- カビとダニはセット。湿気を断つと両方減る。
- 直置きしない・干す・換気が本命。周りの木部や床の黒カビは根まで断つ。
