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この記事を書いたチーム
Studio Rough Style 編集部|「完璧であることより、自分らしくあること」をテーマに、日々の暮らしを心地よく整えるための情報をお届けしています。編集部のJはAGAスキンクリニック品川院に実際に1年間通院しており、本記事はその経験と公式の一次情報に基づいて書いています。
「AGA治療 費用」で検索すると、月2,000円という数字も、月5万円という数字も出てきます。
どちらも嘘ではありません。
AGA治療は自由診療で、治療内容と契約条件によって月額がまるで変わるからです。
だからこの記事は、バラバラの数字を並べ直すことから始めません。
先に費用の「構造」を示します。構造が分かれば、どの数字が自分に関係するのかが分かる。
そして最後に、この記事でいちばん伝えたいこと──「効果に期待できる最大プラン」ではなく「続けられる金額」から逆算するという設計の話をします。
結論:費用は「段階」で決まる。実際の公式料金で見る全体像
まず全体像です。編集部Jが実際に通ったAGAスキンクリニックの公式料金を例に、目的の段階別に並べます。
| 段階 | 内容の例 | 月額の例 |
|---|---|---|
| 0. 確認する | カウンセリング・マイクロスコープでの頭皮診断 | 0円(※一部提携院を除く) |
| 1. 進行を抑える | ジェネリック医薬品(フィナステリド錠1mg)の内服 | 初月3,700円、2回目以降6,600円 |
| 2. 発毛を目指す | オリジナル発毛薬の内服(タブレットA+B) | 16,800〜24,000円(契約条件による) |
| 3. 内服+外用で積極的に | タブレットABC+外用リキッドのセット | 40,600円 |
| 4. 施術を足す | ミノキジェット(噴射施術)2cc など | +33,000〜57,600円(契約条件による) |
出典:AGAスキンクリニック公式サイト「治療費用・料金」/2026年9月時点。※税込。価格・プランは変動する場合があります。最新は公式サイトで確認してください。※一部提携院(クリニカタナカ)は初診料・血液検査費が有料です
見てのとおり、月3,700円から月9万円超まで、全部「AGA治療の費用」です。ネット上の数字がバラバラなのは、どの段階の話をしているかが揃っていないから。
一般論としても、進行を抑える内服単剤なら月数千円台から、発毛を目指す組み合わせでは月1万円台〜数万円台までと、段階によって桁が変わります。
費用の構造:中身は「診察料・薬代・施術代」の3つだけ
AGA治療の費用は、分解すると3つの構造でできています。
- 診察料──初診料・再診料。AGAスキンクリニックの場合は0円です(治療を始める場合に行う血液検査にも費用はかかりません。※一部提携院を除く)。
- 薬代──内服薬・外用薬。毎月かかる、費用の本体。
- 施術代──注入・噴射などの施術。やる場合のみ上乗せ。
つまり月々の支払いは、実質「薬代+(やるなら)施術代」の月額制と考えれば見通しが立ちます。
そしてもうひとつ大事な前提が、AGA治療は自由診療(保険適用外)だということ。保険診療のような全国一律の点数表がないため、同じ成分の薬でも、クリニックによって価格が違うのが普通です。
だから「相場より高い/安い」だけで判断せず、自分が通える範囲の院の実額で比べる必要があります。
「広告の金額」と「提案される金額」がズレる3つの理由
費用まわりでいちばん不信感が生まれやすいポイントを、先に種明かししておきます。ズレの正体は3つです。
- 初月価格と2回目以降の価格──たとえばフィナステリド錠は初月3,700円、2回目以降は6,600円/月。広告で目立つのは前者です。よく見かける「1日約120円」も、初月3,700円を31日で割った数字で、続けた場合の月額とは別物です。
- 契約条件による変動──同じ薬でも、契約条件によって月額が変わる料金表になっています(例:タブレットA+Bは月16,800円〜24,000円の幅)。提示された金額がどの条件の金額かを確認しないと、比較になりません。
- プランの階段──広告の最安値は「進行を抑える」段階の単剤価格、カウンセリングで提案されるのは、あなたの進行度に応じた「発毛を目指す」段階の組み合わせ、ということが起こりえます。これはだまし討ちというより、段階が違う話が並んでいると理解するのが正確です。
出典:AGAスキンクリニック公式サイト「治療費用・料金」/2026年9月時点
対策はシンプルで、カウンセリングで「月額と、1年続けた場合の総額」「その金額の契約条件」を必ず言葉にしてもらうこと。これだけでズレはほぼ消えます。
医療費控除は、原則あてにしない
費用を抑える話になると必ず出てくるのが医療費控除ですが、正直に書きます。
AGA治療は、原則として医療費控除の対象外と考えておくべきです。
医療費控除の対象は治療のために通常必要な費用とされており、容姿を美化する目的の費用は対象にならないと整理されています。AGA治療はこの線引き上、対象外として扱われるのが一般的です(個別の判断は税務署や税理士に確認してください)。
出典:国税庁タックスアンサー「医療費控除の対象となる医療費」/2026年9月時点
つまりAGA治療の月額は、戻ってこない前提の、そのままの家計負担として設計する必要があります。だからこそ、次の話が本丸になります。
「続けられる金額」から逆算する──この記事の本丸
AGA(男性型脱毛症)は進行性とされ、治療は続けることが前提の設計になっています。進行を抑える薬をやめれば、抑えていた進行が再び動き出すとされているからです。
この「やめるとどうなるか」は別記事で詳しく扱います。
とはいえ、費用設計への結論はひとつです。
1〜2か月だけ頑張れる金額ではなく、何年でも払い続けられる金額で組むこと。
効果に期待できる最大プランから入って途中で家計が息切れするのが、費用面でいちばんもったいない失敗パターンです。
手順は3つだけです。
- 家計から月の上限を決める──「薄毛にいくら払えるか」ではなく「毎月何に使っているお金を置き換えられるか」で考えると現実的な数字になります。
- その上限を、カウンセリングで先に伝える──提案を受けてから値切るのではなく、予算を先に共有して、その中でできる組み立てを聞く。
- 上限を超える提案なら、段階を下げて始める選択肢を聞く──「進行を抑える」段階から始めて、経過と家計を見ながら判断する道もあります。
参考までに、AGAスキンクリニックに通院中の編集部Jの場合、内服薬3種+外用薬に、月1回のミノキジェット噴射施術を組み合わせた内容で1年間続けました(施術12回分は当時のキャンペーンで無料。現在このキャンペーンは終了しています)。
何を使ってどう1年通ったかの実際は、体験記にまとめています。
では、どう動けばいいか
ここまでの数字は、あくまで「例」です。あなたの費用は、あなたの進行度が決めます。自分の場合の金額は、カウンセリングで進行度を確認した先にしか出てきません。
逆に言えば、編集部Jが通院中のAGAスキンクリニックの場合、確認とマイクロスコープでの頭皮診断までは無料なので(※一部提携院を除く)、「自分の場合はいくらか」という見積もりだけ持ち帰って、この記事の逆算に当てはめることができます。
当日の流れと、聞くべき質問はこちらにまとめています。
まとめ
- 費用は段階で決まる──進行を抑える内服なら月数千円台、発毛を目指す組み合わせや施術で月数万円台へ。
- 中身は診察料・薬代・施術代の3構造。実質は「薬代+施術代」の月額制で、自由診療のため院ごとに価格が違う。
- 広告とのズレの正体は初月価格・契約条件・プランの段階の3つ。「月額と1年総額と契約条件」を言葉で確認すれば消える。
- 医療費控除は原則あてにしない。戻ってこない前提で家計に組み込む。
- 組み立ての順番は「続けられる金額」から逆算。上限を先に決め、先に伝え、超えるなら段階を下げて始める。
費用はAGA治療という地図の1ピースです。進行の仕組みから受診先、治療の流れまでの全体像は、完全ガイドで整理しています。
そして「金額を見てから決めればいい」という順番そのものが、薄毛との向き合い方の話でもあります。隠すか、諦めるかの二択の外にある考え方は、こちらでどうぞ。
